折り紙が上達する人の共通点とは?教室で見てきた意外な特徴

折り紙講座

折り紙教室を長く続けていると、「この人は上達が早そうだな」と感じることがあります。

でも、それは必ずしも最初から器用な人とは限りません。

実際に教室でたくさんの方を見てきて感じるのは、上達する人は、失敗した時の反応が少し違うということです。

それは、手先の器用さよりも、失敗との付き合い方や、折り紙との向き合い方にあるように思います。

今回は、教室で見てきた「上達する人の意外な特徴」についてお話ししたいと思います。

折り紙が上達する人は、失敗との付き合い方が違う

教室でたくさんの方を見ていると、上達が早い人には共通点があります。

それは、失敗しないことではありません。むしろ、上達する人ほどたくさん失敗しています

違うのは、失敗した時の受け止め方です。

失敗をきっかけに諦めてしまうのではなく、次につなげる人ほど、少しずつ上達していくように感じます。

間違えた時に「失敗したっ!」ではなく「なんで?」と考える

上達が早い人は、間違えた時に「失敗したっ!」と落ち込むよりも、「なんでこうなったんやろ?」と原因を探そうとします。

「ここで裏表を間違えたかな?」「折る向きが違ったかな?」と考えながら、折り方を振り返るのです。

また、こういう方は私の説明をよく聞いていることが多いように感じます。

時には、「先生、前はここ違いましたよね?」と、こちらの間違いを指摘されることもあります(笑)。

折り紙をただ作業として進めるのではなく、興味を持って観察している人ほど、上達が早いように思います。

一枚の失敗を引きずらない

上達する人は、一枚失敗したからといって「私は不器用だから無理」と思っていません。

「今回はここがうまくいかなかったな」と振り返りながら、すぐ次の紙を手に取ります。

講座でも、失敗してもすぐにもう一枚折り始める方は、気がつくと上達していることが多いように感じます。

私は「完成するまで失敗ではない」と思っています。

途中でうまくいかなくても、それは完成までの過程のひとつなのかもしれません。

「きれいに折れない原因が知りたい」という方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

上達する人のタイプは一つではない

教室を見ていると、上達する人のタイプは本当にさまざまです。

最初から器用に折れる人もいれば、時間をかけて少しずつ上達していく人もいます。

だから、「最初にうまく折れなかった=向いていない」というわけではないように感じています。

最初からできる人もいる

教室には、最初から折り方をすぐ理解してしまう人もいます。

感覚的に折り方をつかむのが得意な人もいれば、折り図を読むのが得意な人もいます。

こういう方は、新しい作品にもどんどん挑戦していくことが多いように感じます。

教室では、最初は苦戦していても、あとから大きく伸びる方も少なくありません。

ある日突然できるようになる人もいる

以前、教室に初めて来られた方が、最初から薔薇に挑戦されたことがありました。

薔薇は工程も多く、初めての方には少し難しい作品です。

案の定、かなり苦戦されたため、しばらくの間は簡単な作品に取り組んでもらいました。

その後、半年ほどいろいろな作品を折り続けてくれました。

そしてある日、「あ~!そうやったん!?」と大きな声を上げられたのです。

それをきっかけに、次々と作品を折るようになり、自分から「最初にできなかった薔薇をもう一度折りたい」と言われました。

再挑戦した薔薇は、以前が嘘のように、あっという間に折れてしまいました。

「あの時なんでできやんかったんや?」と言ってましたよ。(笑)

きっと、半年間いろいろな作品を折ってきたことが、どこかでつながったんでしょうね。

今では90枚組のくす玉も楽しそうに組まれています。

上達は一直線ではありません。

昨日までできなかったことが、ある日突然できるようになることもあるのです。

折り続ける理由は、人それぞれ

教室で長くたくさんの方を見ていると、上達する人には共通点がある一方で、折り続ける理由は本当に人それぞれだと感じます。

「そういうところが原動力やったんや!」と気づく瞬間は、講師としての密かな楽しみでもあります。

気がついたら何枚も折っている

教室で上達が早い人に「家でも折りましたか?」と聞くと、「少しだけです」と答えられることがあります。

でも、持ってきてくださった作品を見ると、明らかにたくさん折った形跡があることも少なくありません。

本人にとっては夢中になっていた時間なので、「少し」の感覚なのかもしれません。

好きな作品に出会うと、時間を忘れて折ってしまうことがあります。

失敗しても、もう一枚。またもう一枚。気がついたら何枚も折っていた、ということも珍しくありません。

そんな時間が、結果として上達につながっているように感じます。

ただし、夢中になりすぎには注意です。

私は時々、生徒さんに「中毒注意ですよ。途中で休んでくださいね」と声をかけています(笑)。

折り続ける理由は人それぞれ

折り続ける理由も、人によってさまざまです。

悔しくて何度も挑戦する人もいれば、作品を誰かに見てもらうことが励みになっている人もいます。

もちろん、純粋に折り紙が楽しくて続けている人もいます。

教える側から見ると、「この人はこういうタイプかな」と思っていても、まったく違うところにモチベーションがあることも少なくありません。

折り続ける人には、それぞれの理由があるようです。

だからこそ、上達の形も人それぞれなのかもしれません。

まとめ

教室を続けていると、上達する人は必ずしも器用な人ではないと感じます。

失敗しても「なんでだろう?」と考え、また次の一枚を折る。

そんな積み重ねが、少しずつ上達につながっていくように思います。

もちろん、上達の形は人それぞれです。

最初からできる人もいれば、時間をかけて少しずつ力をつける人もいます。

そして、折り続ける理由も人によって違います。

教室を続けていると、折り続ける人には、それぞれの理由があると感じます。

教室では、「できやん」と言っていた方が、次の月には「先生、見て!」と作品を持ってきてくださることがあります。

そんな瞬間が、私にとっても嬉しい時間です。

もし今うまく折れなくても大丈夫。

完成するまで失敗ではありません。

また一枚、紙を手に取ってみてください。

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