折り紙を折っていると、
「説明通りに折っているのに、なんだか見本みたいにきれいにならない」
そんな経験はありませんか?
角が少しずれる。折り線がぼんやりする。最後に形がゆがんでしまう。
折り紙初心者の方には、よくあるお悩みです。
折り紙がきれいに折れない原因は、一つではありません。
今回は、教室でもよく見かける「折り紙がきれいに折れない原因」と、初心者の方にまず意識してほしい3つのポイントをご紹介します。
難しい技術ではありませんが、少し意識を変えるだけでも仕上がりは見違えるように変わってきますよ。
折り紙がきれいに折れない原因は意外とシンプルです
折り紙がきれいに折れないと、「私は不器用だからかな」と思ってしまう方もいらっしゃいます。
正直なところ、この3つができるようになるだけで作品はかなり変わります。
聞いたことがある事かもしれませんが、だからこそ後回しにすると意外と差が出る部分です。
まずはこの3つを意識してみてください。
初心者の方に多い原因は、主に次の3つです。
- 折り線を付ける力が弱い
- 折る瞬間に紙がズレる
- 焦って角や辺を合わせてしまう
まずはこの3つを意識するだけでも、作品の仕上がりは大きく変わります。
折り紙をきれいに折るための3つのポイント
① 折り線は思っているよりしっかり付けましょう
教室で一番よく見かける原因は、実は「折り線の弱さ」です。
初心者の方ほど、
「紙が破れたらどうしよう」
「失敗したら嫌だな」
という気持ちから、やさしく折ってしまうことがあります。
角や辺を合わせたら、爪やヘラなどを使って、折り線をしっかり付けてみましょう。
折り線が弱いと、次の工程で紙が戻ってきたり、次に折るときの基準点があいまいになって、ズレていく原因になってしまいます。
反対に、折り線がしっかり付いていると、作品全体が引き締まって見えます。
同じ折り方をしていても、折り線の強さだけで仕上がりは激変します。
これでいいと思った3倍の力でしっかり折ってください。
何度も折っているうちに、自分に合った力加減が少しずつわかってきます。
指が痛い時は道具を使いましょう
指が痛い方や握力に不安がある方は、無理をしないでください。
粘土べら、もんじゃべら、定規など、身近な道具を使うのもおすすめです。
100円ショップで手に入る道具でも十分使えます。
私の教室でも、細いものを持つのが難しい方がいらっしゃいます。
その方は、ご自身が握りやすい茶筒を使って、とても美しい折り線を付けていました。
道具は「正しいもの」よりも、「自分が使いやすいもの」が大切です。
無理なく力を入れられる方法を見つけてくださいね。
② 折る瞬間にズレないことを意識しましょう
角や辺を丁寧に合わせたはずなのに、折ってみるとズレている。
これも初心者の方によくある失敗です。
実は、合わせるところまではできているのに、折る瞬間に紙が動いてしまうことがあります。
合わせることに集中しすぎて、折る時に押さえている手が少し緩んでしまうのです。
折り紙では、合わせることも大切ですが、「折る瞬間」もとても大切です。
折る前に一度手を止めて、
「今から折るぞ」
と意識してみてください。
押さえている手をしっかり固定してから、ゆっくり折り線を付けます。
この一呼吸だけでも、ズレはかなり減ります。
特に初心者のうちは、早く折ることよりも、紙が動かないように押さえることを意識してみましょう。
③ 焦らず丁寧に合わせましょう
角や辺を合わせる時は、焦らないことも大切です。
教室でまわりの方が先に進んでいたり、動画を見ながら折っていたりすると、
「遅れてしまうかも」
「早く次の工程へ進まなきゃ」
と慌ててしまうことがあります。
けれど、焦るとズレは増えます。
折り紙は、ほんの少しのズレが次の工程で大きく見えることがあります。
まずは落ち着いて、角や辺をよく見て合わせてみましょう。
紙そのものが少し歪んでいることもありますし、三角に折る時や斜めに折る時は、どうしてもズレやすくなります。
厚めの紙を使うと、紙の厚みの分だけ誤差が出ることもあります。
少し裏の白い色が細いラインで見える程度の誤差なら、あまり気にしなくても問題ありません。
その誤差を何分も悩むより、一枚でも多く折った方が上達は早くなります。
完璧を目指しすぎないことも、長く折り紙を楽しむコツです。
折り紙が上達する人に共通していること
教室でたくさんの方を見てきましたが、上達が早い人には共通点があります。
それは、失敗してもすぐ次の紙を折ることです。
「失敗したから終わり」ではなく、
「じゃあ、もう一枚折ってみよう」
と自然に次へ進みます。
上達が早い人は、失敗しない人ではありません。
むしろ、たくさん失敗しています。
ただ、その失敗を経験として積み重ねるのが上手なのです。
指先の感覚は何度も折ることで育ちます
折り紙は、指先の動きと「このくらいなら合っている」という寸法感覚が少しずつ育っていく趣味です。
最初は思った場所に折れなかったり、力加減がわからなかったりします。
しかし何度も折るうちに、
- 角を合わせる感覚
- 紙を押さえる力加減
- 折り線を付ける強さ
が少しずつ身についていきます。
指の筋肉と寸法感覚が一致するまで育てるつもりで、何回も折ってみましょう。
折り紙は何枚でもやり直せます。
教室でも上達が早い方ほど、失敗した作品を気にするより次の一枚に意識が向いています。
まずは気軽な気持ちで紙を一枚手に取ってみてください。
その一枚一枚が、上達への近道になります。
教室で長年たくさんの生徒さんを見てきて感じる、上達が早い人の共通点については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
折り紙がきれいに折れない時は、慣れた作品で練習しましょう
きれいに折る練習をする時は、折り鶴など折り慣れた作品がおすすめです。
慣れた作品の方が、折り方を覚えることに気を取られにくくなります。
その分、基本に意識を向けやすくなります。
- 折り線をしっかり付ける
- 折る瞬間にズレないようにする
- 焦らず丁寧に合わせる
同じ作品を何度か折ってみると、最初の一枚と後の一枚で仕上がりが変わることがあります。
「前より角が合った」
「折り線がきれいになった」
「形が少し整った」
そんな小さな変化に気づけると、折り紙はもっと楽しくなります。
上達は一気に進むものではありません。
でも、紙に触れた分だけ、指先はちゃんと覚えていきます。
折り紙がきれいに折れない時のまとめ
折り紙がきれいに折れない時は、まず次の3つを意識してみてください。
- 折り線を思っているよりしっかり付ける
- 折る瞬間に紙がズレないようにする
- 焦らず丁寧に角や辺を合わせる
この3つは、どれも基本的なことです。
折り紙は経験がものを言う趣味です。
でも、基本がズレたままでは同じところでつまずきやすくなります。
遠回りに見えても、まずはこの3つから意識してみてください。



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